美容室社長をしている大河内隆広のブログです。日々の美容室経営で気になったこと、学んだことなどを好き勝手に書いていきます！

美容室経営者のハサミを置くタイミングって？

大河内の好き勝手言う！

僕はハサミを持ってお客様を担当しているのは週一回の土曜日のみにしている。ちょうど、その『シューイチ美容師』にして１年が経ちました。

けっこう誰しもが美容室で独立したあとに、、

『自分はいつまでハサミを持ち続けるのだろう』

と考えた事のある経営者は多いんじゃないでしょうか。ちょうど、シューイチ美容師をやって僕は一年になったので、『美容室経営者はいつハサミをおくべきか』ということについて書いてみようと思います。

 

 

美容師がハサミを置く恐怖

僕が『ハサミをいつまで持つのか』を真剣に考え出したのは、店舗が３店舗目になった時くらいからでした。その時はまだ、週に５日のサロンワークをしていたのです。

ある先輩経営者に相談したのです。

 

『僕はいつまでハサミをもっていていいのでしょう？』

 

そう質問する僕に、先輩経営者はこう答えたのです。

 

『明日からハサミは置くべきだよ！』

 

いやいや、それは早すぎるでしょ！と思ったのが率直な感想でした。それと同時に「明日からハサミを置いたら仕事なくなっちゃうじゃん！」とうい気持ちが強かったです。

当時でも３店舗あったので事務作業は初めの頃よりも増えてきていました。いろいろな書類の仕事があったのでデスクワークも必要になってきたタイミングです。

それでも、ハサミを置いてサロンワークをゼロにしたら、デスクワークだけで仕事が一週間埋まる自信はなく、社長業だけじゃやることがなく暇になってしまう予測が簡単につきました。

 

やることは自分で見つける事から始めるべきこと

それを聞いた先輩経営者は静かにこう言いはじめました。

 

『大河内くんが明日からハサミを置いたら、最初のうちは暇になるだろう。でも、それでいいんだよ。暇になってやる事がなくなる所から始めるんだ。』

 

ん？？どういう意味だ？と、最初は思いました。でも、話を聞いていると、なにか見えてきそうな気がして、先輩経営者のその後の言葉をまちました。

 

『ハサミを置いた後は暇になる。そうすると自分の仕事は何をすればいいのか、わからなくなるんだ。人間ってやることが無くなると、やることを探すんだよね。大河内くん、まずはハサミを置いた後は、暇になる所から始まるんだ。その後はやることを一生懸命に探すんだ。それが一番最初の君の仕事なんだよ』

 

僕はシューイチ美容師になって成功したと思います

いまはもっと、この言葉の意味がわかります。この時は、そこまで理解出来たわけじゃないですが、なんか悩みがひとつ解消された気がしたんです。

その言葉を先輩経営者から聞いた１年ちょっと後くらいに、今のスタイルのシューイチ美容師になりました。最初は週３くらいのサロンワークに変えて、徐々に週１に変えていきました。

結果からいうと僕の場合はハサミを置いてよかったと思います。

シューイチに変えて経営者よりにチカラを切り替えてから、いろいろな会社力を発展させることが出来たんです。

 

⚫︎社員旅行の開催

⚫︎社会保険の加入

⚫︎有給休暇の整備

⚫︎就労規則の制定

⚫︎事務所開設

⚫︎銀行取引の強化

⚫︎財務強化

⚫︎出店スピードが早くなった

 

などなど、いろいろな事がスピード感上げて作っていく事が出来ました。実感としても、僕自身は随分と企業として個人事業主から会社へシフトするきっかけに少しなったんじゃないかなって思います。

 

答えはひとつじゃないけどね、、

なので、僕が思うのは、、、

美容室３店舗くらいまでは週３〜４日のサロンワークをしていてOK。

でもね、これは３店舗まではサロンワークをして４店舗目からサロンワークに出ないという意味ではありません。最終的な目標が３店舗くらいでストップしていい人はサロンワークにずっと入っている方が上手くいくんじゃないかなと思います。

逆に、３店舗以下でも最終目標が１０店舗まで店舗を広げたいと目標を持っている人は、もっと早くから経営者にシフトした方がいいのかも。。

 

５店舗以上を目指していると、必ずハサミ置いちゃった方が店舗展開は早くなるだろうなというのが僕の感想です。

まあ、３０年かけて５店舗なのか。５年で５店舗なのか。。

そういう違いと目標設定によって、美容師としてサロンワークをメインにするのか、経営者として店舗拡大をメインにするのかが変わってくると思うんですよね、、

 

ようは、どう目標設定をして、どう行動するのかがリンクするのが一番強いって話。

 

これは、いろいろ考え方があるから答えってないけど、せっかく僕が体験して感じた事だったので、書いてみました。

もしよければ、参考までに

 

 

では。

 

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