2016
04.10

美容師にとって「スタイリストはスタートです」

大河内の好き勝手言う!

昨日は新卒から入社して、いまではアシスタントリーダーとして活躍してくれていて、この間、若いのに結婚した「カナ」のスタイリストデビューの日でした!

  
幹部全員が集合して、カウンセリングからカットや仕上げをチェック!

そして、最後に全員からアドバイスをもらい、、、

  
カナもスタイリストです!!

まあ、ジュニアっすけどね。。

ここからが、やっとカナにとっての美容師としてのスタートがやってきます!

最初の目標が「指名100人」なので、それをどれくらいのスピードでクリアできるのか!!

うちでデビューする子には「スタイリストになってからが美容師のスタートだよ」って、しつこく教えるようにしています

あたりまえだけど大切なんです。

スタイリストが美容師のスタート

今まで、いろいろ見てきたアシスタントの中で、明らかに「スタイリストがゴール」と考えながらアシスタントをしている子を知っています。

その子達の考えは、

とにかくカットが出来るようになればオーケー」

「スタイリストになったら楽な仕事をしたい」

そんな事ばかりを考えて美容師をやっているように感じました。。

やっぱり、人ってゴールが近づいてくると、焦って「早くゴールテープを切りたい」って思うのが心理なんですよね。。だから、スタイリストというゴールテープが見えてきたら、どう近道しようかって考えだす人が多かったように思います。

それは、何故か?それは、その人たちが「カットが出来ればなんでもいい」と考えているからなんです。。

カット出来るくらいじゃスタイリストって言えねーよ

よく、取りざたされているので美容師の平均年収とか書いてあります。

なんか、平均年収が300万円もいかないような悲惨な数字を目にする事が多いのですが、僕からすると「それって本当なの??」と思ってしまいます。

僕の周りには、もっと稼いでいる美容師が沢山いますし、中には同年代のサラリーマンよりも良い暮らしをしている美容師だって多いです。。

その美容師の特徴のひとつに、「スタイリストがスタート」って思っている共通点があるようにおもうんですよね、、

●とにかく凄いスタイリストになりたい

●指名を300人取る

●しびれるような作品作りたい

●年収1000万円でしょ!

本当になんでもいいんです。

とにかく、スタイリストになってからが「スタート」と位置づけして、そこから努力を圧倒的にしている人に「平均年収273万円」とか見たことないですもんね。。

スタイリストがゴールにしちゃったら、もったいな。

カットが出来るくらいじゃ、いまなら美容学生でも出来ます。

例えば、カットに100人入客したとします。それで3ヶ月たって、その100人のお客様が1人も指名してくれなかったらどう思いますか?

お客様にとって、「あなたにもう一度カットしてもらいたい」と思った人がゼロだったという事ですよね。。

僕はそういう美容師さんを「御用聞き屋の美容師さん」って呼んでいます。。

こういう美容師さんは、お客様にとって「あなたじゃなければいけない理由」がないんです。だから、極端な話、あなたにカットしてもらうくらいなら美容学生にカットしてもらっても同じなんですよね。

これじゃ、ただ「カットが出来る人」ってだけなんですよね。人から選ばれない美容師のカットは、お客様にとっては便利かもしれませんが「商品価値としては低い」んです。。

だって、「あなたじゃなくてもいい」のですから。

スタイリストをゴールにすると

スタイリストをゴールにしている人の、よくある傾向はこういう人が多いように感じます。

でも、全国で平均すると、こういう考えでスタイリストデビューしちゃっている人って、もしかしたら一定数いるんじゃないのかな?

じゃなきゃ、こんなに美容師の平均年収が低いわけないように思っちゃいます。。

スタイリストになったら

●練習しないでいいや!

●楽して働きたい!

●自由にやりたい!

●もうなにも学びたくない

ここまでくると極端かもしれませんが、ちょっとでもそんな考えをもっていたら考え直して下さい。

スタイリストはスタートです!

スタートをゴールと考えている人に成功している人がいないこと。収入が高い美容師がいない事。美容師を仕事として楽しいと感じれる人が少ないこと。

これを思ってくれるといいですね。。

美容師は一生懸命に努力して頑張ってやる程、楽しくなる仕事です。

そこがわかってくると、最高なんですけどね〜〜

では!
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