2016
04.12

フリーランス美容師と業務委託美容師の違い

大河内の好き勝手言う!

今日は美容師としてのフリーランスとはなんなのかを、僕なりに視点で書いていこうと思います。

ここ1年〜2年くらいで美容師のフリーランスという言葉が、随分と聞かれるようになったと感じます。

しかし、フリーランス美容師とはどんなものなのか?もちろん僕はフリーランスというものをやった事がないので、いま美容室を経営している立場で、第三者的な目線での感想です。

フリーランス美容師の定義がない分、いろいろな意見があるとおもうけど、今回のは僕の個人的な見解だからクレームしないでね。。

 

フリーランス美容師とは

フリーランス美容師と名乗っている人の多くは「業務委託型の美容室」に所属している人が多いように感じます。

概要としては、店舗と雇用契約を結ばずに「給与」という形でなく「報酬」という形でお金をもらうシステムです。なので自分で確定申告をしなければなりません。

業務委託美容師の一番のメリットは時間の拘束が少ないということではないでしょうか?基本的に業務委託に美容室をすると会社としては、保険や消費税の負担がなくなるので、経営的にはものすごく支払いが少なくなるのがメリットとして大きいです。

その分、美容師を時間的に命令指揮下に置いてはいけないので、原則的には朝礼に出勤させるとか、何時までと時間を拘束してはいけないという制約があります。

なので、美容師にとっては時間を拘束されないというメリットなのですが、最近では業務委託なのに時間と出勤日数をそこそこ会社から拘束されているのが現状なように感じます。

 

とか、難しい話じゃなく

というよりも、本当にフリーランス美容師って

フリーランス美容師 = 業務委託美容師

でいいの?って事がいいたいんです。
なんか、フリーランスって言葉がカッコイイじゃないですか!それなのに、イコール業務委託美容師じゃ「なんかなぁ」って個人的には思うんです。

僕の意見としては、こういう風に定義したいんですよね。

 

フリーランス美容師 

個人コンテンツを持っていて、他人に頼らずに自分で集客ができる美容師。自分で予約をとって、予約が入っている時間だけ働けば大丈夫。その分、客単価は高めで、その人の技術的な価値が高い。支持してくれるお客さまが多く、本当の意味で時間と気持ちに余裕を持っている。いわゆる昔からの純粋な美容室に場所だけ提供してもらって面貸しで働ける力を持っている美容師さん。

 

業務委託美容師

集客は基本的に所属している会社がしてくれる。自分でお客さまを呼ぶ事はほとんどない。客単価はカットの料金が2000円くらいが多く、出勤時間も選べるけど所属の会社に出て欲しいとか、残って欲しいと言われて、それほど自由ではない。客単価が低い分1日の入客数が多く体力勝負で稼ぐ美容師。

 

実際にこの2通りの美容師っているけど、どちらも『フリーランス美容師』と名乗っているのが違和感を感じてしまうんですよね。。

業務委託は会社主体、フリーランスは個人主体

そもそも、業務委託美容師の始まりは美容室を運営している企業が、人件費率の高い美容業態でスタッフを雇用せずに運営する事を目的として始まった制度です。

なので会社都合な分、材料費も美容師から取らないし集客も会社が広告宣伝費をかけてお客さまを呼んでくれます。そうして集客したお客さまを、さばいてくれる美容師が欲しいのです。

だから、会社の力がないと成り立たないのが業務委託美容師のように思います。

 

それに対して、フリーランス美容師は自分でLINE@やらブログの個人コンテンツで、自分のお客さまがいるので個人が強いです。誰にも頼らずに美容師できる分、価値が高いので単価も高いです。本格的に自分で立っているという感じがします。

 

こんなに違うのに同じ呼び方でいいのかが違和感

この二つは客単価でいうと2倍以上も違うんじゃないのかな?

そんな根本的に違う2種類の似ている存在が、同じ呼び方、もしくは名乗り方が、同じじゃない方が、いいんじゃないかって気がしちゃいます。

『おれフリーランスで美容師やってるんだよね!』

という言葉をよく聞きますが、ほとんどが業務委託美容師の場合が多いです。

まあ、正規雇用でなく、普通の美容師よりは時間が自由になるし、休みも縛られていない事を考えると、この二つを一緒に『フリーランス美容師』と同じ呼び方でしてもいいのかもしれませんが、、

 

なんか、美容師としての種類が違いすぎるし、カッコよくないように思っちゃうんですよね。。
だから、、

『おれフリーランスで美容師やってるんだよね!』

って言われると『いやいや、それ業務委託じゃん!!』って突っ込みたくなっちゃうんですよね。。

まあ、本人からしたら『ほっとけ!!どう名乗ろうがお前に関係ないやんけ!』って言われちゃうんだろうけど、、

 

 

業務委託美容師するならこれだけは知ってて欲しいお金の話、、

よく、業務委託をやっている美容師さんからこういう話を聞いた事ありませんか?

 

『おれ業務委託のサロンで給料が40万円とか軽くいくんだよね』

 

これを僕は何回か聞いた事があります。
しかし、これは正確にいうと間違えです。

業務委託で働いている場合は、基本的に『給与』はもらえません。もらっているのは『報酬』です。

もらった報酬の中から、自分で確定申告をして税金を払わなければいけないんです。

『給与』と『報酬』ではここで大きな違いがあります。僕は専門家ではないので、わかりやすくする為に簡単に説明します。

 

例えば、月額40万円の報酬をもらっていた場合。。

1月〜12月までの年間報酬が480万円

これに対して税金がどれだけかかってくるというと、、

所得税 44万5600円

住民税 43万7000円

事業税 9万円

合計88万2600円

年間報酬が480万円の場合、3月の確定申告の後に88万円以上の金額を税金として収めなければいけません。こんな金額だったら、何も考えずにもらった報酬を使っていたら大変な事になっちゃいます。

これは、もちろん青色申告控除を10万、必要経費を0円として計算した場合です。ここから複式簿記をつけて青色申告控除をあげるか、必要経費をどれだけ使うかで納税額が変わってきます。

 

しかし、美容室に勤めていると『給与所得控除』があるから所得税の納税額が、初めから必要経費を使わなくても低いというメリットをもっているんですよね。

 

ここから先の納税額と手取額のシミュレーションは、生命保険やら健康保険やら必要経費の額で変わって来ちゃうので一概にいえないし、専門家の人に怒られそうだから言いませんが、、

 

業務委託の場合は報酬額が全てじゃないって事が伝えたかったんです。

だから、よく聞く、

『おれ業務委託のサロンで給料が40万円とか軽くいくんだよね』

この言葉は、皆んなが給与から知らないうちに「給与所得控除」を得ている分、手取りで計算したら、あなたの方が給与が多いかもしれませんよ。。

 

結局、僕が一番いいたいことは

ようは、なにを一番伝えたいのかっていうと、、

『おれフリーランスで給料が40万円とか軽くいくんだよね』

こんな風に業務委託の事を言ってる人も多いんです。

しかし「本当にそうなの??」って事を知ってもらいたい。

すべてが、そんなに甘い世界ではないと思うんです。。

僕が、一番嫌だなって危惧しているのは、マイナンバーの関係上でどうなるのかわかりませんが、、

 

『おれフリーランスで給料が40万円とか軽くいくんだよね』

 

という言葉だけにつられて業務委託美容師になる人って、納税しない人が多くなりそうだという事。

なにも考えずに、この言葉って魅力的に聞こえちゃうんです。

フリーランスで美容師をやるのは僕は凄くアリだと思います。必ず必要になってくる働き方かなとも思います。

しかし、それは業務委託の事ではありません。僕の定義の中でのフリーランスです。

そんな人が増えるのはいいけど、フリーランスという言葉だけで業務委託に行っちゃう人を危惧してます。

だって、そんな感じでなっちゃう人って、確定申告とか苦手そうだし、、

だからこそ、そんな美容師が、わかった風でフリーランスという呼び名の業務委託美容師になって、もし納税をしない人がもっと増えたら、美容師の地位向上どころじゃないと思うんですよね。

 

納税率のひくい業態に地位向上は得られない。

 

必ずそうなるとは思わないけど、そういう傾向になりつつあるって感覚が少しあります。

 

フリーランス美容師って言葉がカッコイイ分、中途半端で目指しちゃう人が増えるのがなんか怖いな〜って思ったのでブログにしました。

シェアハウスだって、共同生活型アパートとか呼んだらスマートじゃないっすもんね。。

 

まあ、立場によっていろいろと意見は違うと思います。

これはあくまでも業務委託美容室をやっていない、美容室の経営者視点での意見です。

 

そんな事を長々書いてしいました。

 

では。

 

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この記事をかいた人

都内から千葉方面に「個室型美容室GULGUL」と「Hair&Make smoos'」の2ブランドで6店舗の美容室を展開する美容室社長。。2年連続でメーカー主催の店販コンクールでは日本一に。「店販意識改革セミナー」などの講習活動もしている。『ぶっ飛んだ事が好き』とサロン経営の中にも洋服買取など異業種とコラボを取り入れたりする、ちょっと変わった美容室経営者。土曜日の週一回だけハサミを持ってサロンワークに励んでいます。