美容室社長をしている大河内隆広のブログです。日々の美容室経営で気になったこと、学んだことなどを好き勝手に書いていきます！

美容師は髪の事だけども苦手分野があるのかも

大河内の好き勝手言う！

最近『医療用ウィッグ』を買いました。

もちろん買ったのは初めてです。買ってわかったのですが、僕は美容師で美容業界に携わって２０年にもなろうかというのに、全く「医療用ウィッグ」の知識がないんだなと気付かされました。もう全くの無知識！

髪のプロフェッショナルなはずの美容師である僕が「医療用ウィッグ」の知識がないのって客観的に見ると不自然ですよ。。

でも、そういう現象があるからこそ、ウィッグ全般＝美容室という意識もお客さまからしたら低いんでしょうね。

 

その他のヘア関連でも美容師に頼ってない現象が！

最近はハロウィンが年々と盛り上がってきています。

昨年のハロウィン時期に、秋葉原のコスプレショップに行ったところ、コスプレに対してヘアスタイルを作るアイテムが沢山販売されていました。

カラークレヨンからウィッグまで、、、

そのキャラクターに変身するための商品が美容師の僕が驚くほど豊富に取り揃えていたんです。

そんな、多数のヘアーアイテムを揃えているのは美容室では見た事がありません。

ハロウィンで盛り上がる事が好きなコスプレイヤーは、こういう所でアイテムをゲットして、誰にも髪型の相談しないで独自に変身していくのでしょうね。

なんか、髪型変身なのに美容師が絡んでないのが悲しいです

 

髪なのに相談されないんです

現実的には美容師は髪をカット、カラー、パーマをしてくれる人で、髪の毛のオールラウンダーではないのかもしれないですね。

 

例えば、お客さまがこういう場合に誰に相談するかっていったら

⚫︎育毛、発毛関係　→　アデランス系

⚫︎医療用ウィッグ　→　ネット通販

⚫︎コスプレ系髪型　→　ドンキホーテ

⚫︎シャンプー商品　→　ドラックストア

 

多分、美容師にじゃなく上記を一番最初に思い浮かべるお客さまは多いんじゃないでしょうか？

「美容師＝ヘアーの事なら全て最高峰のアドバイザー」

僕は、こう思っていたし、こうでありたいと願っていました。

でも、ぜんぜんそんな事ないじゃんって感じちゃったんですよね。。

 

相談されるレベルにいないのかも

たしかに、育毛の知識やウィッグの知識ましてや、医療用のウィッグの知識は乏しい美容師は多いのかもしれません。

僕も、最初に医療用ウィッグをディーラーさんに相談したくらいだから、、

基本的に昔から思うのですが、僕たち美容師がディーラーさんやメーカーさんに、やり方や知識を聞いている時って、その分野の知識や技術レベルが低いんですよね。。

 

昔の縮毛矯正やデジタルパーマとかもそうでした、、

出始めの時なんか、放置タイムやらワインディングのやり方までメーカーに相談していた事ありましたもん。

さすがに、最近でそんな事をメーカーやディーラーの営業に聞く美容師って少ないでしょ？

でも、当時は聞いていました。そういう時って絶対にその分野のレベルが美容師的に成熟していない状態なんですよね。

 

だから、僕も「医療用ウィッグ」についてディーラーさんに聞いていた時点で、お客さまにその分野のアドバイスが出来る資格がをもってない証拠なのかな、、

 

まだまだ、進化できそうです

そこで、今の状態では、

「美容師＝ヘアーの事なら全て最高峰のアドバイザー」

にはなれないんだろうと、、

僕たちも知識が足りないし、専門性が低い分、お客さまが、育毛、コスプレ、ウィッグやら、もしくはヘッドスパまでも美容師に相談しない事があるのは、当たり前の状況なのかもしれないって思ったんですよね。。

 

それで、僕たち美容師はカット、カラー、パーマを使ってデザインを提案するのは得意ですが、自分たちが思っているよりも、それ以外の事は全く専門外の人種なのかもってね、、

 

僕たちはヘアーが全てで、そこに集中して勉強しています。

 

だからこそ、カット、カラー、パーマ以外でも、首から上の相談の全てを、お客さまが信頼をもって相談してくれる存在になりたいと感じました。

そうしたら、、

 

シャンプーやトリートメントの相談。。

抜け毛の相談。。

ウィッグの相談。。

 

今は、本気で悩んでいる人ほど美容師じゃなく、専門家に相談しに行っちゃいますが、そこを美容師の仕事になれたら素晴らしいなと。。

 

まだまだ、進化できますね。美容師は。。。

 

では。

 

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